【1950's Spring Dress Fair】
1/18(Sat)より、GRIMOIRE渋谷店にて、
1950’s Spring Dress Fairを開催いたします。

そこで今回は、1950年代の洋服についての歴史的背景や流行のシルエットなどについて軽くご紹介させて頂きます。
1950年代って、どんな時代?
戦争から立ち直り、経済復興へ向かった時代。
ナイロンやポリエステルなど多様な合成繊維が登場し、洋服が多く生産されることにより、沢山の人がモードに関心を持つようになりました。
また、クリスチャン・ディオール、ユーベル・ド・ジバンシィ、クリストバル・バレンシアガなどのデザイナー達が活躍した、オートクチュール(特注の仕立て服)の最盛期とも呼ばれる時代です。

日本人にも馴染み深い、1950年代を代表する女優オードリー・ヘップバーン。
ジバンシィは彼女の専属衣装係として映画史に名を残す様々な衣装デザインを担当しました。
50年代の代表的ファッション
『ニュー・ルック』
ニュー・ルックは、クリスチャン・ディオールが1947年に発表し、世界的センセーションを起こした50年代を代表するデザインです。
“蜂の腰”のようにキュッと引き締められたウエストに、膝下までのたっぷりしたフレアスカートが特徴的なこのデザインは、多くの女性を虜にしました。

豪華な生地をたっぷり使い、エレガントな女性らしさを強調したこのデザインは、戦後の平和のシンボルとして愛されました。
『Hライン』
こちらもディオールによる1954年発表のデザインです。その名の通りH文字のように、両肩から二本の線が垂直におり、上着の裾線が横ラインとなる、直線的なニュースタイルです。このようなバストを強調しないスタイルはニュールック以来、ディオールのコレクションには今まで見られないものでした。

『シュミーズ・ドレス』
シュミーズ・ドレスは、ユーベル・ド・ジバンシィが1955年に発表した「自由なライン」と呼ばれるバスト、ウエスト、ヒップの目立たない、頭からすっぽり着るスタイルです。ディオールのウエストを引き締めたスタイルとは全く異なるラインで、着る人の体型と身動きにより身体のラインが感じられ、背中から首回りの襟ぐりが大きい、セクシーなドレスです。

1950’sを着こなす

フィット&フレアのシルエットがニュールックらしい華やかなワンピース。スカートには鮮やかなピンクのお花がプリントされています。フロントが花びらのような形になっており、50’sらしいデザイン性の高さを感じます。

シックながらもキュートなドット柄ワンピース。直線的なラインにウエストでの切り替えが、Hラインのデザインになっています。サイドにちょこんとついた小さなリボンがポイント。デイリーはもちろん、パーティシーンにもぴったりです。

あえて身体のラインを出さずウエストに切り替えのないこちらのワンピースは、シュミーズドレスのデザインを取り入れています。夏はさらりと一枚で、春先はカーディガンを羽織ったりタートルとのレイヤードで様々な印象に楽しめます。
いかがでしたか?
戦後の1950年代は華やかでエレガント、洗練された様々デザインが登場し、世界中の女性をもう一度ファッションの世界の虜にした時代です。
今回はデイリーづかいにぴったりなコットンワンピースを中心にラインナップ致しました。
1950年代ならではの個性的な柄使いなども魅力の一つ。
また、合わせ方次第で様々な着こなしが楽しめるのも嬉しいポイントです。
皆さんも是非、当時に想いを馳せながら、1950’sアイテムを身に纏ってみてくださいね。
きっと、心がわくわくして、女性であることの楽しさを存分に味わえるはずです。
是非GRIMOIRE渋谷店にて開催の1950’sコレクション。店頭にてご覧くださいませ。
●GRIMOIRE渋谷店
東京都渋谷区神南1-17-3 神南サンビル2F